有限会社ツノダ製作所

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有限会社ツノダ製作所

〒223-0052 横浜市港北区綱島東6-1-2
代表電話番号: 045-541-3461

鉄・ステンレス加工(板金、製缶、溶接)による薬液槽など各種タンク、配管、架台、機械の加工組立

ツノダ製作所は鉄・ステンレス加工(板金、製缶、溶接)による各種タンク、配管、機械の加工製造をおこなっています。4t車での搬入、ホイスト式天井クレーン2t対応で、小さな架台から薬液タンクまで組み立て可能です。

精度の高い製品を丁寧で迅速な対応で次世代へと繋げる

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ツノダ製作所は耐久性を求められる現場で使用されるステンレス製薬液タンクをはじめ、配管、架台などの加工組立をおこなっています。

お客さまのニーズにお応えしたいという気持ちから高品質のステンレス素材を使い、しっかりとした品質管理をおこなった上で常にコスト削減や納期短縮につながる業務改善に取り組んできました。製品づくりに妥協はしません。極力傷のつかない作業工程を考え出来栄えに気を使います。品質検査部門でお墨付きをもらうため、職人が「いいじゃないかこれくらい」と思ったものでもダメ出しをすることもあります。

当社は高い技術力の熟練工を中心に少数精鋭でやってきましたが、今後は希少価値のある企業として、日本にとどまらず世界も視野に入れて、次世代を担う20代社員の新しいチャレンジを応援しながら長く働ける企業を目指します。

はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー


会社設立の経緯を教えていただけますか?

1967年に工業高校を卒業して小松製作所の川崎工場に就職しました。始めは現場に配属になり、5年間旋盤加工をやっていました。機械と向き合っていると人と話すことがなくなってしまうんです。歯車の一つにはなりたくないなと感じ始めた頃、地元の先輩から営業の仕事に誘われて町工場に転職をしました。高度経済成長期でもありましたし、結構自由に営業させてもらったので仕事は楽しかったですし、やりがいもありました。ただ、収入面では大手企業とは差がありましたから、自分で独立したらもっと稼げるのではないかという発想から1990年に独立しました。

創業当時はどのような仕事をされていましたか?

当時も今と同じように発電所などで使う薬液タンクの加工組立をやっていました。素材は一般的なステンレスや鉄を使い、その他の素材、アルミなどには手を出しませんでした。ステンレスに特化して、設立当時からいる職人と良い仕事をしながら少数精鋭でやってきました。

どのようなことにこだわって仕事をされてきましたか?

依頼頂いた設計図で読み取れないことを自己判断しないことと素材管理の徹底です。たぶん合っているという状態で仕事を進めて、もし違っていたらロスが出ます。問い合わせる手間がかかっても必ず確認しながら仕事を進めることを徹底してきました。
素材管理についても同じです。ステンレスは見た目が同じでも腐食率の違う素材があります。仮にどちらか分からなくなった素材があった場合には廃棄処理してきました。大きな損失ですがお客様に迷惑をかけるわけにはいきません。最終的にはこういう姿勢が自社の利益につながります。
もう一つはお客様の要望に応えるため、個別コストで考えずトータルコストで判断するようにしてきました。たとえ千円のものでもすぐ欲しいと言われたら、宅配の当日便なんて無かった時代には自分で飛んで行きました。そういう姿勢でやっていくうちに大きな仕事をいただくようになりました。

管理を徹底されて迅速に対応もする。そこまでされるようになったきっかけは何かありましたか?

スタートの頃にお客さんに怒られたというのが良かったと思います。当時は持ち込みで、そんなにシビアに検査をしていない状態だったので、営業時代に納品に行った時に「こんな汚いの受け取れるか! 帰れ!」と言われたことがありました。何がいけないのか当時は分からなかったんです。後で分かったんですが、溶接による「スパッタ」というのが飛びまして、それを完全に除去してほしいということでした。
今の会社があるのは怒ってくれる人がいたおかげだと思います。

こだわり続け、お客さんを第一に考えることで信頼を得ることができるわけですね。ここには沢山ファイルが保管されていますが、これは何ですか?

創業当時からのデータを全てファイリングして管理しています。パソコンの無い時代から全て記録を残すようにしていますので、リピートのお問い合わせにもすぐにお応えすることができます。

きちんとした管理がお客様からの信頼につながっているのですね。今年の4月に息子さんが入社されたということですが、どんなことが変わりましたか?

私自身若い頃は革新的な考えを持っていたと思うんですが、だんだんと保守的になってきてしまっています。海外との取引、事業の拡大なんて私には考えられないですけど、若い世代はすぐに飛んでいってやってくれるんじゃないかなと思います。ですので、今後は若い世代に合った体制にしていこうと思っています。私と同世代には良い職人も多いのですが、先々を考えると若い子を2人くらいゼロから育てていくことも考えています。

  • 徹底した顧客第一主義を貫き通す
  • 日本のものづくりの質の高さと次世代の新たな活躍を感じました。

ツノダ製作所

鉄・ステンレス加工による各種タンク、配管、機械の加工組立をおこなっています。

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