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有限会社生研工業
- 〒224-0044 横浜市都筑区川向町957-41
代表電話番号: 045-471-0855
空調および換気設備、集塵機設備、クリーンルーム、遮音、吸音設備の設計・施工
生研工業は紛体塗装の紛体回収設備や食品工場設備の集塵・騒音対策をはじめとする作業空間改善ニーズにお応えすべく、空調および換気設備の提案、設計、製作、施工をおこない、作業環境の改善、作業効率の向上に寄与しています。
作業空間の改善にオーダーメイドで最適なご提案を
弊社にいただくご相談内容は紛体塗装工場の紛体回収設備、粉塵、騒音、食品工場の熱気や臭気などさまざまです。そういった作業空間の環境改善を実現するには実際に現場に足を運び、事前調査をおこなった上で最も適した改善方法を検討する必要があります。
生研工業ではしっかりとした事前調査をおこなうことで、作業現場における各種の改善すべき課題(熱気、湿気、粉塵、ヒューム、ミスト、騒音、振動等)を検証し、法令順守に基づき、導入・運用コストまで考慮した総合的な判断によるオーダーメイドのご提案、設計、製作、施工をおこなっています。
具体的な資料、計算書、図面をもってお客様の状況に最適な対応策をご提案し、設計から施工まで全工程をオーダーメイドで対応することが可能です。設計段階から全工程の計画を立て、現地設置の工数を最小限に抑えるための事前組み立てをおこなうなどの対応でお客様の負担を軽減することができるため、大変ご好評をいただいております。
作業環境のことならクリーンルームの空調問題から熱気・換気対策、結露対策、粉塵対策、粉体などのエア搬送、騒音対策、振動対策まで、あらゆる懸案事項を建屋構造、省エネ対策、制御システムを含め総合的にご提案させていただきます。是非一度ご相談ください。
はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー
会社設立の経緯を教えていただけますか?
最初は東京大学生産技術研究所でプレス加工に関する研究をおこなっていました。その後、空調関係の会社に勤め集塵機の製造にも関わるようになりました。だんだんと仕事の幅が広がりお取引先が増えていく中で独立の機運が高まり、最終的に自分で会社を設立しました。独立の際に自分のルーツである生研の名前を入れようと思い「生研工業」という社名にしました。
設立された当初はどのような仕事を受注されていたのですか?
設立当初は金属製品だけを扱っていました。ベテラン社員はダクト板金(建築板金)技能士1級を保有しておりお客様からも信頼をいただいています。その後、樹脂の溶接にも対応し仕事の幅を広げていきました。
通常の空調設備以外に変わったご相談を受けたことはありますか?
ロボットを24時間稼働させ自動で製品を製造されている工場で、アルミ片のエア搬送装置の設計施工をしたことがありました。ロボットが穴を開ける工程で10円玉くらいのアルミ片が出るのですが、これを人が掃除するのは大変だし非効率だから、風を使ってエア搬送して自動的にスクラップボックスに集める仕組みを作ることになりました。アルミ片の大きさに対して、これくらいの空気のスピードだとこれくらいの速さでアルミ片が移動するから…と必要な風速や抵抗を計算して設計しました。
計算通り装置を設置し空気による自動収集はうまくいくと、今度は輸送中に設備の柱にアルミ片が当たる音が気になるという状況になりました。そのため設備全体を鉛の繊維が入った遮音シートで覆うことで音を遮る対応策をとり、全ての問題を解決しました。
空調というと換気などを想像しがちですが、それだけではないんですね。
はい、いろいろなご相談があります。例えば、作業現場の遮音や防音ばかりを気にしていると空間を密閉することになってしまうので、今度は熱気や湿気が籠ってしまうことがあります。熱を逃がそうとすると、どうしても空気が外とつながってしまう部分ができるので音が漏れてしまいます。
なかなか難しい条件ですね。どうやって解決するのですか?
密閉できない場合は空気の通り道に左右交互に吸音のための板を置きます。音というのは物体にぶつかると弱まるので、ここに当たるとどれくらい弱まるという計算をして、最終的には騒音の条件をクリアできるところまでもっていきます。
色々なアイディアがあるんですね。最適な解決提案をおこなっていくために重要なことはありますか?
まずは現場に実際に足を運んでじっくりと事前調査することです。少しくらい時間がかかってもいいからじっくりと測ったり観察したりします。そして施工現場での作業工程まで考慮に入れた上で設計をおこない、製作段階で事前に組み立てられるところは組み立てるなどの工夫をすることで現地での設置がスムーズに進み、最終的にはお客様の負担を最小限に抑えることにつながります。
以前、設計図を頂き製作と施工を引き受けたことがあったのですが、現場に持って行った際に装置が大きくて入口から入れられなかったということがありました。徹夜で解体してどうにか収めましたが、事前調査をおこなった上で設計段階からお引き受けするスタイルが重要だと再認識しました。
熟練工の目で事前にしっかりとした調査をすることが大事だということですね。
ありがとうございました。
- シビアな条件をクリアするためにアイディアで勝負する
- そんな生研工業さんはまさに「空気を操る」仕事をしていました。
ニーズに合わせてオーダーメイドで設計・作成・設置をおこなうことが可能です。是非一度ご相談ください。
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