有限会社野口ハガネ

新しいことに挑戦することで企業価値を高めていく|野口ハガネ

有限会社野口ハガネ

〒224-0054 横浜市都筑区佐江戸町152-3
代表電話番号: 045-934-0568

複合加工機を活用した機械加工、特殊鋼加工、液晶装置部品・スクリーン印刷機用機械部品の製造、小ロット・ワンオフパーツの製造、鋼材販売

野口ハガネは新鋭設備を積極的に導入し、機械加工、特殊鋼加工、鋼材販売をおこなっています。技術と精度の高さが自慢です。小ロットやワンオフパーツでも対応いたしますのでお気軽にご相談ください。

新しいことに挑戦することで企業価値を高めていく

  • 野口ハガネ
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野口ハガネは機械加工、特殊鋼加工、鋼材販売をおこなっています。新鋭設備を積極的に導入・活用して複雑な加工や精度の高さを求められる加工を積極的におこなっています。

当社の強みは「難しい、手間がかかる作業だから」と断るのではなく、挑戦する姿勢をとっていることです。現在製造しているものは半導体研磨用機械部品や液晶装置部品、スクリーン印刷機用機械部品から車両エンジンのブロックなど、小ロットやワンオフパーツまで多岐にわたっています。

また、鋼材販売で創業した当時から、金型メーカ、プレス加工業、建設業界、電力業界など、多様なお客様の要望にお応えするため加工済み部品の販売をおこなってきました。野口ハガネには挑戦することで蓄積された高い技術と長年培ったものづくりのネットワークがあります。材料から機械加工まで、ものづくりに関するお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

はまリンク取材班が社長&専務に突撃インタビュー


創業当時はどんな事業から始められたんですか?

1989年に妻と二人で鋼材と部品の販売会社を設立しました。始めは事務所もなくリビングに机一つ置いて二人三脚でスタートしました。

創業当時を語る野口社長

創業当時を語る野口社長です。

当時は一般的に部品は加工後に油だらけで納品されていました。そこを当社では焼き入れ、研磨、メッキ加工などを施し出来上がった部品を納める提案をしました。お客様は納品された部品をそのまま組み立てることが可能となり大変喜んでいただけました。他ではやっていなかったことだったんです。
しかし忙しすぎて寝る間もなくなってしまいました。嬉しい悲鳴なんですけどね(笑)。昼に作業、夜は長野など遠方まで製品を届けて朝方帰宅、また作業という状態でした。多忙な状況に見かねたのか、息子(専務)や娘が手伝ってくれるようになりました。

専務が手伝い始めてから現在に至るまでの経緯を教えてください。

手伝うようになる前は板前をやっていたんですよ。ただ、社長(父)がとても忙しそうにしていたので1991年頃から自ら手伝うようになりました。

こだわりを語る野口専務

こだわりを語る野口専務です。

社長が言っていたように、始めは鋼材と部品の販売事業をおこなっていました。しかし90年代に入ってから価格競争が激しくなってきました。「このままではよくない」との思いから、価格の他に商品に付加価値を付けることで勝負していこうと考え、2005年から新たに自社で機械加工を始めました。

機械加工の技術はどのように習得されたのですか?

機械加工を始めるにあたり、知人の工場に住み込みで1か月ほど修業といいますか、働かせてもらいました。1か月という短い期間だった理由は、材料屋をやってきたのでどんな製品をどのような加工で製造しているかは見ていればなんとなく分かっていたからです。技術も誰かに教えてもらったわけではなく、目で見て技術を盗んで自分のものにしていきました。板前の技の習得と同じですね。
修業から戻った後、一台の機械を導入して私一人で部品を作り始めました。協力会社に渡していた図面を自分でやり始めたことが始まりでしたね。部品作りを始めたばかりの時は作業時間がかかりすぎて商売になりませんでした。通常業務後の夜中にずっと作業をおこなっていました(笑)。決して順風満帆なスタートではなかった事業ですが、社長が黙って見守ってくれたことが非常に嬉しかったですね。

社員の方は若い方が多いのですか?

そうですね。20代、30代の社員が4名います。社員に教える時は、昔ながらの職人が教えるような、一人前になるまで下積みとして数年間修業を積むというやり方ではなく、今の若い子たちに向いている技術の伝え方をしています。具体的にはCAD/CAMを活用し、実際に自分の責任で作業をおこない、体験しながら技術を学んでもらうという流れです。早いうちから一つの製品を作ることを体験してもらっています。自分で一から作ると技術も向上するし自信にもつながるんですよね。

次世代の職人の方々

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積極的に新鋭設備を導入しているんですね。

納期の短縮や精度の向上、長期的な視点でコスト削減を図れるという点から設備導入はかなり積極的におこなっています。最近では大型複合加工機(VTM1200-YB)を導入しました。この機械を関東近郊で持っている企業は1社か2社だと思います。この複合加工機はNC旋盤にマシニングセンタの機能を付けたもので、ミーリングもできるんですよ。この一台でほぼ全ての加工作業をおこなえます。大きさも1,600φ(パイ)くらいまで加工可能です。さらにもう一台の複合加工機(MULTUS B300Ⅱ)を導入しました。操作性が優れているだけでなく、熱変位対応による安定した加工精度、ぶつからない設計が特長です。高精度な製品を製造することができますので積極的に難しい加工に挑戦していきたいですね。

新鋭設備

  • VTM1200-YB

    VTM1200-YB(大型複合加工機)
    最大振り回し加工径 1,600φ
    最大加工長さ 1,080mm

  • MB-66XB

    MB-66XB(立型マシニングセンタ)2台
    X 1,500mm
    Y 660mm
    Z 650mm

  • MULTUS B300Ⅱ

    MULTUS B300Ⅱ(複合加工機)
    最大加工径 630φ
    心間 900

この仕事をやっていてよかったなと思う瞬間を教えてください。

お互いに顔を合わせ、完成した部品を渡した時にお客様の喜んだ顔が直接見れた時ですね。例えば、納期が厳しい注文をいただいた時に、納期を守ることができ「よく間に合ったね!」というお褒めの言葉をいただいた時など、この仕事をやっていてよかったなと感じますね。褒められることに慣れていないので嬉しくて余計に仕事を頑張ってしまいます(笑)

今後の展望を教えてください。

現在のお客様との取引をこれからも大切にしていきたいです。当社を信頼していただいているから取引していただいていると考えています。お客様の信頼には誠意と技術で応え続けていきたいです。今の当社があるのはお客様の支えがあってこそだと感じています。
今後の目標は普通の加工屋ではなく、付加価値を製品に与えることができる特別な加工屋になりたいです。新素材や主流になるであろう新技術、業界の動向など、さまざまな情報にアンテナを張って時代の流れにすぐに対応していけるようにしています。新鋭設備も積極的に導入を進め、難しいとされている加工に挑戦することで従業員の技術力を高めていきます。新素材や高い技術が必要な機械加工に注力していきたいです。

  • 常に挑戦を続け新たな付加価値を生み出す
  • オンリーワンの加工屋を目指し、技術に磨きをかけていました。

野口ハガネ

複合加工機を活用した機械加工・特殊鋼加工だけでなく、鋼材販売からものづくりに関する幅広い相談を承ります。

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