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有限会社エムテック
- 〒223-0052 横浜市港北区綱島東5-2-28
代表電話番号: 045-543-8982
自動車、船舶、工作機械、産業機器、情報機器、家電製品などの金属部品のプレス加工製造、金型設計製作、試作品製作
エムテックはプレス加工の技術による自動車、船舶、工作機械、産業機器、情報機器、家電製品などの金属部品の製造と、金型の設計製作、試作品製作をおこなっています。
経営者の視点で製造業界の可能性を見据える
エムテックで製造する金属部品はさまざまな分野で活躍しています。FA(ファクトリーオートメーション)、カーエレクトロニクス、OAデバイス、ホームヒーター、スイッチング電源などに用いられています。
設計図を基に金型を作成し、プレス加工で金属部品を量産していきます。その細かい部品の一つ一つを職人の腕で加工し、高品質に仕上げます。
若い人は製造業にどんなイメージを持っているのでしょう。研修で自社の工場を訪れた高校生に尋ねてみたことがあります。
返ってきた答えは「汚いし、油臭いし、儲からない」。世間が持っている製造業のイメージとは概ねこのようなものだと思います。しかし、私はそのイメージに自信をもってNOを返します。
製造業でも町工場でも頑張ればよい暮らしができるんです。
外国製品の市場参入が活性化している昨今、日本の製造業界はその影響を懸念されています。しかし、実感としてその煽りを受けているとは感じていません。日本国内の中小製造業が押されている流れがあるとしてもそれに負けて日本の製造業が無くなってしまうのはもったいない。世界に誇れる日本の技術を若い人に継承していってほしいですし、製造業界をビジネスの場として若い経営者が参入することで日本の製造業界の活性化に繋がってほしい思います。
はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー
会社設立の経緯を教えていただけますか?
実家が製造業を営んでいたのですが、社会人になった当初は製造業界ではなく不動産業界で営業の仕事に就きました。景気の良い時代でもありましたし、当時はその仕事を面白いと感じていました。
不動産の仕事を続けていくうちに経営者の方とお会いする機会が増えていったのですが、皆さん面白くて興味深い話しをしてくださいました。そういう方々の話しを聞いているうちにだんだんと自分も経営に携わる仕事がしたいと考えるようになり、不動産業界から転じて有限会社エムテックを自分の会社として設立しました。
どのような製品を作られていますか?
プレス加工で小さな金属部品を作っています。自動車、家電、情報機器など、いろいろな電子部品の一部になるような金属部品です。その電子部品はいろいろなところで使われていますので、日本だけでなく海外にも大量に輸出されています。多くはありませんが海外から直接商談の連絡を受けることもあります。
金型も作られるのですか?
はい。金型は設計から製作まで手がけています。
通常の商談とは別に何か変わった製作の依頼を受けたことはありますか?
一度レーシングカーの部品製作を依頼されたことがあります。SUPER GT(市販車を改造した車のレース)で使用する車体のコックピットパネルに使う部品を作りました。金属のプレス加工製品は大量生産が基本なのですが、こういった特別な発注や試作品などに個別に対応することもあります。
勤務時間やお休みはどのように設定されていますか?
世間一般の製造業のイメージは「きつい、汚い、儲からない」といったイメージだったりすると思うのですが、自分は他の業種と変わらないスタイルで仕事をしています。営業時間は8時から17時まで。基本的には残業をしないようにして、土・日・祝日はきちんと休み、オンとオフの区別をつけるようにしています。家族での海外旅行も年に数回行っています。
海外旅行で欧州などに行くと、歴史的建造物や高級ブランドの工芸品などのデザインから多くのインスピレーションを得ることができます。アートやデザインなど、素晴らしいものを見ることで刺激を受けています。
業界によらず自分の気の持ちようで生活スタイルは築いていけると思っています。
他業種から製造業界に転職されるのは難しいことですか?
自分は技術的な部分は得意ではないので、そこは工場長に任せて、自分は得意な営業経験を生かして会社を運営しています。そういう意味でも前職での営業経験が今の会社を経営していく上でとても役立っています。それぞれ人には得意なことがありますからその強みを生かせばよいと思っています。
技術者の高齢化や人手不足は製造業界の深刻な問題かと思いますが、雇用に関してはどのようにお考えですか?
自社の技術者も高齢化していますのでこれからのことを考えると若い人に入って来てほしいと考えています。是非、ものを作ることが好きな人と出会いたいと思っています。
ものづくりが好きな人、こつこつとした正確な作業に向いている人、それらに楽しみを見出す人がいると思うんです。こつこつとした作業が好きで作業台に何時間も座っていられることは立派な強みだと思います。強みを生かして自分らしく働ける人が技術職として長年続けていける人だと思うし、そういった人に来てほしいと思っています。
若い世代、そしてこれからの製造業界に対しての考えを聞かせいただけますか?
まず、若い人たちにはものづくりの良さ、ものを作る喜びを伝えたいと思っています。そして町工場の製造業でも頑張ればよい生活ができるんだよということを教えてあげたいですね。経営者として若い世代が製造業に新たに参入するのもよいと思います。世間では3Dプリンタが話題ですが、若い人たちが新しい形で製造業界に入ってくるのは面白いと思うし、どんどんやって欲しいです。製造業にはまだまだ可能性があるし、夢を持てる業界だと思っています。若い世代の人たちも固定観念的な見方だけではなくさまざまな視点から製造業というものを見つめてみると面白くなると思います。
- 製造業の未来はまだまだこれから面白い
- 多角的な視点を持った経営者としての姿勢を伺わせていただきました。
プレス加工の技術による金属部品の設計、製造、試作品製作をおこなっています。
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