松崎電子株式会社

松崎電子株式会社

松崎電子株式会社

〒220-0024 横浜市西区西平沼町8-7 ワコービル2F
代表電話番号: 045-311-5438

放送用同軸コネクタ、携帯電話基地局用コネクタ、防災無線用接栓、簡易局用分配器、アンテナ給電部品など、関連製品の設計・製造販売

松崎電子は機能性と利便性を兼ね備えた同軸コネクタや分配器、アンテナ給電部品などの設計・製造販売をおこなっています。公共放送や防災無線など、信頼が求められる現場で使用される同軸コネクタ類は全数検査による品質管理をおこなっています。

現場の誰にでも使いやすく、妥協のない高品質を届けるために

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弊社が製造販売している同軸コネクタは公共放送や防災無線などに使われる高周波信号の伝送ケーブルに用いられています。

自社設計の同軸コネクタの特長は二つあります。一つ目は、中心誘導ピンネジ込方式を採用しているため技術者の熟練度に左右されない作業品質を保てること。二つ目は、金属の収縮による接触不良現象に対して、専用のシース引留金具を採用することで氷点下の気温でも接触不良の現象が軽減されていることです。弊社では利便性と機能性を兼ね備えた本当に「使いやすい」部品の提供を目指しています。

同軸コネクタの他、分配器、接合器、アンテナ給電部品など、関連製品を多数製造しています。自社で特殊製品および新製品の開発設計もおこないますのでお気軽にご相談ください。

はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー


会社設立の経緯を教えていただけますか?

もともと放送用空中線工事をおこなっていた松崎電気工業株式会社に電子部門を設置し、1963年から同軸コネクタの製造販売を始めました。その電子部門を独立する形で1990年に松崎電子株式会社が設立されました。

同軸コネクタの製造販売会社として独立された時の課題はどのようなものがありましたか?

同軸コネクタには種類が沢山あります。また、製品によって汎用的に使われているパーツもあれば、固有のパーツもあり、弊社で保管しているパーツは数千に及びます。お客様の情報や販売履歴など、管理すべき情報が電子化されておらず煩雑な状況でした。そのため余分な在庫を抱え利益の出ない構造が続いていました。

たくさんの種類の部品を管理するわけですから、なかなか人の力だけでは難しいですよね。どのようにして解決したのですか?

実はこの会社に入る前は自動車業界で設計エンジニアをしていました。自動車業界は比較的早い時期に電算化が進んでいたためコンピューターを使った管理手法は心得ていました。1994年の転職当時は、まだWindows© 95が発売される前でしたが、Macを使って自分で受発注管理と在庫管理をデータ化しました。ですので、弊社では1994年以降の販売履歴を現在もコンピューターで全て検索可能です。

確かに周りの棚を見るとたくさんのパーツがあるようですが、作業机の上も含めてとても整理整頓されている職場環境ですね。

現在保管しているパーツは2,000くらいあるでしょうか。少量多品種ですので整理整頓しておくことが重要です。旧製品の依頼があった際に、担当者の方がどのパーツが必要か分からないでケーブルと型式だけで指定し相談されることもあるのですが、弊社では販売したコネクタの情報がデータベース化されていますので、販売履歴を確認することで必要なパーツをすぐに確認することができます。そういう意味でアフターフォローについてもお客様から感謝されることがあります。

なるほど。きちんと管理することがお客様へのサービスにもつながっているのですね。
部品もたくさんありますが、加工するための機械もたくさんありますね。

ここでは部品の機械加工はおこなっていませんが、特急対応や類似品の改造などの依頼があった時にはここで加工することがあります。すでに在庫が無いような数十年前のパーツを依頼された場合に、可能であれば近しい現行部品を加工して代替え対応する場合があるんです。後は試作をおこなう時に使っています。

自社設計の同軸コネクタを販売されていますが、どういう特長がありますか?

自社設計の同軸コネクタは先代の社長が設計し、当時特許申請もおこなった質の高い製品です。自社設計の中心ピンネジ込方式であれば、はんだ付け方式と違い、技術者の熟練度による品質のばらつきを軽減できる上、現場作業の効率化を図ることができます。また、寒冷地での金属の収縮による接触不良が起こる現象に対しても専用のシース引留金具がケーブルに食い込み、中心ピンもネジ込および絶縁体で位置決めされているため氷点下の気温でも接触不良の現象が軽減されています。使い勝手がよく、品質の良い製品です。

なるほど。高品質の製品を作り出す設計技術を持って丁寧な仕事をされているのが伝わってきますが、仕事についてどのようにお考えですか?

高いレベルで設計して、お客さんに「これじゃなきゃダメですよ」と言えるくらいじゃないとやっていけないと思っています。言われたものを言われた通りに作るだけではこれからの時代を生き残っていくことはできません。
海外で生産された部品の中にはこちらの原料代よりも安く仕上げられた部品もあります。そうなってくると、やはり「質」で勝負していくしかないと思っています。しっかりと検品をおこない、製品の品質に対して鑑定書や保証書を出すことで信頼性の高い製品を提供していきます。

積み上げられた経験を生かして高品質でより良いものを作っていくことが重要なんですね。ありがとうございました。

  • 「先代の魂が込められた製品」を届ける
  • 松崎電子さんは創意工夫と丁寧な仕事で日本を支えています。

松崎電子

機能性と利便性を兼ね備えた同軸コネクタや分配器、アンテナ給電部品などの設計・製造販売をおこなっています。

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