有限会社コトブキパック

平面の紙に立体への可能性を与える|コトブキパック

有限会社コトブキパック

〒245-0053 横浜市戸塚区上矢部町2194-10
代表電話番号: 045-813-6686

紙箱・化粧箱・紙器(パッケージ)、店頭POPなどの紙製什器、紙製品全般の企画・製作

コトブキパックは打ち抜き加工(トムソン加工)を中心に、紙箱・化粧箱・紙器(パッケージ)、紙製什器などの製作を40年以上おこなっています。紙製品全般の企画段階からご相談を承ります。

平面の紙に立体への可能性を与える

  • コトブキパック
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打ち抜き加工とは、印刷した平面の紙を立体のパッケージ(紙箱・化粧箱・紙器)にするために展開図の形に加工することです。

木型や金型を用いて紙を切り抜き、折り目やミシン目、スジ入れ加工、エンボス加工などを施します。製品の形状や強度によって使用する紙の素材や厚さを見極め、機器や型の微調整をおこなう職人の繊細な技術が必要になります。

打ち抜き加工を専門に40年以上おこなってきた実績を生かし、紙製品全般の企画段階からご相談を承ります。お客様の大切な商品を包み込む紙箱・化粧箱・紙器(パッケージ)、販促ツールとしての紙製什器など、紙製品全般のご提案をいたします。

はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー


「紙器」という言葉は日常ではあまり耳にしない言葉ですね。

ピンとこないでしょ? 紙器製品はみなさんが毎日のように目にするものですよ。ケーキやお菓子、化粧品を買っても箱に入って渡されますよね。その箱が私たちの作る紙器製品です。大切な商品を保護する役目であり、パッケージによって商品のイメージを伝えたり、付加価値を与えたり、ブランドそのものになります。紙器製作は紙に印刷して加工し立体に組み上げるまで工程数が非常に多いため、工程や扱う材料でそれぞれ専門分野があります。

コトブキパックさんではどんな加工を専門におこなっているのですか?

当社は「打ち抜き加工(トムソン加工)」を専門におこなっております。印刷された紙を箱の形状にするために展開図に切り抜き、折り目やミシン目、スジ入れ、エンボス加工を入れます。この加工技術を使うことで箱状の製品を作るだけでなく、紙を使ったさまざまな製品を製作できます。

取材に伺った時には紙製のファイルを製作されていました。

  • 給紙機に大量の紙がセットされます。

  • 紙が一枚一枚流れていきます。

  • セットされた型で切り抜き、加工、折り目加工がおこなわれます。

  • 加工された紙が出てきます。

  • 不要な部分を取り除き仕上がりを確認します。

  • 折りたたむ前のファイルの形に出来上がりました。

扱う材料はどのようなものでしょうか?

扱う材料は紙ですが、一つ一つ違うと思っていただいてよいぐらいに紙は多種多様です。素材は板紙(ボール、コートボール、ダンボール)や上質紙などの種類があり、また、それぞれに厚みの種類もあります。製紙メーカによっても特徴は異なりますね。たとえ同じ紙でも印刷によって変化しますし、作業場の湿度によっても状態は変わります。

どんな製品を扱っていますか?

多いのはお菓子用の紙箱ですね。特に百貨店などで販売されている贈答品用の紙箱が多いです。また、打ち抜き技術を使って、店頭でPOPとして使用される紙製什器、アイドルの等身大パネルスタンドも製作実績があります。

コトブキパックさんの製品紹介

  • 仕切り付きの箱

    仕切り付きの箱(光沢がきれいですね)

  • 穴抜き加工

    中の商品が見えるように穴抜き加工がされています。

  • 紙製の弁当容器

    紙製の弁当容器(横浜市民なら見たことがある?)
    表面にフィルム加工がされています。

  • 店頭で使用されるハンガータイプの紙製什器

    店頭で使用されるハンガータイプの紙製什器

  • 販促ツール用の特大の箱

    販促ツール用の特大の箱

  • 特大の箱

    こちらも特大の箱(箔押しをあしらい、高級感があります)

さまざまな加工が必要なんですね。

木型や金型をセットして紙をただ切り抜くだけではありませんからね。今は良い工作機器がたくさんありますが結局最後は職人技です。紙の繊維の向きで型を押し込むのに強弱をつけたり、紙の状態を見ながらおこなう作業なんです。例えば紙箱に施すミシン目加工ですが、商品を梱包する時点ではミシン目が切れてはいけない強度を保ちつつ、購入されたお客様が切り取りやすい強度にする必要があります。木型屋さんと刃の高さなどを打ち合わせしますが、0.1mmの世界で仕上がりに影響するので最終的には打ち抜き加工の職人の経験と技術による微調整が必要になります。

機械だけでなく職人の技術が問われるのですね。

私も20年やっていますが紙器加工は奥が深いですから今も試行錯誤しながら技術を磨いています。また、今は紙器業界の幅の広さを逆に利用することを考えています。

三代目の是永社長

三代目の是永社長
「初代の時代は全て手で箱を作っていました」

同じ紙器を扱っていても専門分野が多様なので同業者でも競合になりにくいのです。むしろ業界内でつながりを持つことがお互いの発展に重要だと考えています。同じような年代の経営者と月に一度集まる機会を作っています。お互いの技術やノウハウを共有し合い共に販路を拡大していく関係作りですね。地元の神奈川、横浜には銘菓やお土産もたくさんありますから、地元の企業で連携して地元のものづくりに携わりたいと考えています。

業界内で競合するのではなく連携して発展していくのですね。

今は同業者で集まっていますが奇抜なアイデアはどうしても生まれにくくなってしまいます。なので今後は別の業界の方々と技術や情報を共有して一緒に夢のあるものづくりを考えていきたいですね。

紙を使ったものづくりムーブメントが横浜から発信されるかもしれませんね。
ありがとうございました。

  • 紙器製作の工程の中心、企業連携の中心を担う
  • コトブキパックさんは専門的な技術で紙器製作の要となる打ち抜き加工をおこなっています。

コトブキパック

打ち抜き加工(トムソン加工)を中心に、紙箱・化粧箱・紙器(パッケージ)、紙製什器などの製作を40年以上おこなっています。紙製品全般の企画段階からご相談を承ります。

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