有限会社加邊製作所

有限会社加邊製作所

有限会社加邊製作所

〒223-0057 横浜市港北区新羽町188
代表電話番号: 045-543-5580

精密板金加工、溶接加工

加邊製作所は鋼板・ステンレス・アルミニウムなどの板材の孔明け・折り曲げ・溶接などの加工、表面処理など、精密板金による部品、盤・筐体(きょうたい)の製造・加工をおこなっています。特に精度・品質の高い溶接加工技術は高い信頼を得ています。

精密さに応え続ける板金技術を次世代に

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当社は金属板の折り曲げ加工、溶接、抜き加工、バリ取り、組み立てなど、精密板金加工をおこなっています。 主に鉄道や道路などの交通インフラにかかわる盤・筐体など、箱枠や覆い部品の製造・加工をおこなっています。

例えば、駅のホームにある行き先案内表示盤や時刻表などのフレーム、道路上の監視カメラを雨や風から保護するカバーなど、私たちの生活の身近なところで当社の関わった製品を見ることができます。また、操作性やデザインなどが重視される特別な仕様の制御盤・操作盤の製作にもかかわっています。
さらに、結婚式場の晴れやかさを演出する照明のカバーなど、デザインや見栄えにこだわったオーダーメイドの内装製品も手掛けており、幅広く期待に応えています。

大切な機械や電気機器などを覆う箱やフレームを含めた外装部分に、丁寧な仕事を求めるお客様との出会いを歓迎しています。

はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー


会社設立の経緯を教えていただけますか?

当社は昭和46年(1971年)に設立しました。私は二代目になります。港北区新羽が創業の地です。
創業当時は信号機のポール下部に設置する制御機を覆う箱や鉄道駅の送電線の制御盤など、主に箱物やカバー類を製作していました。当時は日本列島至る所に道路や鉄道が建設された時代ですから、新しい交通インフラが出来ればそこに仕事がある状態でした。例えば、ダムには必ず制御盤がありますし、トンネルには100m間隔で監視カメラがあります。先代は鉄でできるものなら何でもやっていたという記憶があります。

土木や交通インフラの側で必ず見かける「箱」や「カバー」ですね。現在はどのようなお客様が多いのですか?

主に取引があるのは交通インフラに関わるメーカーです。交通インフラのメーカーは国内でも少なく、それぞれデザインには強いこだわりがありますから、かなり特殊で精密な加工になってきます。試作品や量産品などいろいろと関わっていますよ。
最近は新しい取引先や同業者の仲間内からの依頼も多いです。当社は特に溶接技術を評価してもらっていて仕事を依頼されることが多いですね。

同業者からの依頼というのはどのような仕事内容になるのですか?

アルゴンガス溶接

アルゴンガス溶接
治具を用いて非常に繊細な溶接作業をおこなっています。

「駆け込み寺だ!」って言われますよ(笑)
当社は精密板金を冠していますが、特に溶接加工に力を入れています。溶接加工はどうしても機械頼りにできない部分があり、対応できない企業も多く見受けられます。そこの部分を当社は対応できるようにしています。

これまで特別な依頼はありましたか?

はい。鉄の方が安くて耐久性がよいからでしょうか、「これまでプラスチックだった部分を鉄でできないか?」といった試作の要望がありました。小回りが利くので小ロット品や試作品も対応しています。特に試作品の納期にはスピード感を持って対応しています。

板金技術の中でも溶接加工の技術にこだわる理由は何ですか?

溶接加工は仕上げに関わる工程であり、製品の良し悪しを決めます。そのため、製造の最後の最後で困ってしまった方が当社に依頼してきます。機械ではとれないような歪みをとるなど、機械頼りではなく職人としての技術で鉄と向き合っています。これは当社のこだわりの部分であり、先代の頃のものづくりの精神に立ち返った感覚です。息子にも精密板金の重要な部分である溶接加工技術はしっかりと伝えるようにしていきたいと考えています。

今後の事業展開、若い人へのメッセージをお聞かせください。

板金の製品は普通に暮らしていると目にする機会が多いので常に新しい発見があります。同じ板金屋でも作り方は異なります。「どうすれば効率的に作れるか」など、他の製品を見て勉強しています。
若い人は「精密」というだけで尻込みしてしまうかもしれませんが、金属の筐体には大切な機械や電気機器などを守る重要な役割があります。「精密」なことができると楽しい仕事にもつながります。その結果、人生の視野も広がります。
娘も新たにものづくりの現場に加わることになりました。彼女もどこまでものづくりに興味を持ってくれるか分かりませんが(笑)、女性ならではの新たな視点も加わり、今後も一つ一つの仕事を丁寧に信頼を築いていきたいと思っています。

新時代の「ものづくり女子」が生まれるかもしれませんね。ありがとうございました。

  • 精密板金加工×溶接技術。このプラスαが信頼を呼ぶ
  • 加邊製作所さんは同業者からも信頼される精密板金加工の駆け込み寺

代表

鋼板・ステンレス・アルミニウムなどの精密板金・溶接による部品、盤・筐体の製造・加工をしています。

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