有限会社荒井紙器製作所

真心をまとうひと手間を。貼函をもっと広めたい|荒井紙器製作所

有限会社荒井紙器製作所

〒236-0004 横浜市金沢区福浦2-1-26
代表電話番号: 045-701-7420

贈答・ギフト品、陶芸品、高級品の貼函全般、紙工品、表紙貼り、VカットBOXなど、紙器全般のご提案

荒井紙器製作所は横浜で50年以上、貼函全般を製作しています。贈答・ギフト品、陶芸品などのお品を包む貼函はとりわけ美麗で上品な化粧箱として歴史があります。
商品に付加価値を与えるご提案を致します。お気軽にご相談ください。

大ロットの貼函製作を可能にする自動貼函機。手仕事との併用により丁寧さと緻密さが加わります。その技をご覧ください。

真心をまとうひと手間を。貼函をもっと広めたい

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貼函[箱]をご存知ですか?
貼函は生地となる比較的強度のあるボール紙に、デザインされた印刷紙やクロスなどを膠(にかわ)という接着剤で貼り包むことによって美しく仕上げる化粧箱をいいます。さまざまな紙器の中でもとりわけ豪華で高級感があるとともに耐久性に優れており、一つの作品として収集している愛好家もいます。

当社では商品(箱の中に入るモノ)の特徴、商品を受け取る側・作り手の思いなどを見極め、いかに高級感を演出して良い商品としての印象を高めるかについてお客様とコミュニケーションを図りながらご提案・サポートいたします。

商品そのものの価値をさらに高める貼函は、紙器のスペシャリストである荒井紙器製作所にご相談ください。付加価値を追求し高い技術力であらゆる可能性にチャレンジいたします。

はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー


一枚の紙を貼ることでずっと高級感が漂いますね。

当社が製作する貼函は贈答用の和菓子や陶芸品などに用いられることが多いです。千代紙に代表される小間紙(こまがみ)を貼るのが伝統ですが、今ではファンシーペーパや印刷紙を貼ることが増えています。高級感だけでなく、箱として強度が増し耐久性も向上しますよ。

どのようなお客様からの注文が多いのですか?

基本的には包材商社から数千個単位で依頼があります。昔はお歳暮やお中元などの贈答用に高級感のある貼函に入った贈り物をする習慣がありましたが、現在はそういう需要は減ってきています。その代わりに特別なDVDボックスやバレンタインチョコレートなど、プレミア感を出す差別化の方法として新たな需要が生まれてきています。お菓子からアパレルなど扱う対象は広がってきています。

今や貼函は伝統技術を用いたマーケティング手法なんですね。
横浜ならではのエピソードなどはありますか?

ヨコハマブルーで有名な横濱焼「横濱増田窯」さんのオリジナル貼函は当社で製作しています。シンプルな箱ですが横濱焼の特徴である藍色と白のイメージを大切にしています。滑らかな磁器が引き立つように少し紙の表面を加工して風合いを出しています。

老舗の貼函も

老舗の貼函も!
日本料理 梅林(左) 川美せんべい(右)

また、伊勢佐木町にある老舗日本料理店「梅林」さんの名物「うなぎの朴葉蒸し」をはじめとする発送商品用の貼函、神大寺にある「川美せんべい」さんの詰め合わせ用の貼函も手掛けています。
陶芸家の方から作品を入れる箱をご注文戴くこともあります。

プラスアルファの高級感を ~荒井紙器製作所が手掛けた貼函の数々~

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横浜ブランドをたくさん手掛けていらっしゃいますね。それにしても重厚な機械です。海外製の機械ですか?

表面加工について語る荒井社長

表面加工について語る荒井社長

はい。米国製の機械は大量生産を念頭にできているので一度セットしてしまうと圧倒的に安定した稼働で生産できるんです。ただし頻繁な型の取り換えを想定していないので部品交換に手間がかかる機械です(笑)
日本では頻繁に型の取り換えをおこないながらオーダーメイドで箱を作る企業が多いです。

人はどの部分を担当するのですか?

手作業で上貼紙を貼り付けます

手作業で上貼紙を貼り付けます。

貼函の工程は裁断、生地材の仮留め、上貼紙の貼り付けのステップで進みます。高速自動機を使う場合は、この工程の間で人が資材を運んだり貼り付け位置をセットしたりします。
手作業で進める場合は、四隅を切る機械、膠をつける機械、上貼紙を内側に折り込む機械など、手動式の機械を使って一つ一つ作業を進めていきます。

こだわりある貼函はやはり手作業が重要なんですね。

例えば、六角形の箱などはやはり手作業で製作します。最近、この作業を市内の授産施設に製作協力していただく取り組みを始めました。作業をゆっくりと丁寧にされますので完成度が高く、是非続けていきたいと思っています。

社会貢献活動にも寄与しているのですね。今後、挑戦していきたいことはありますか?

新しい箱づくりに挑戦していきたいと思っています。例えば、筒形の貼函やリボンの付いた引出式の小物入れ、多角形の箱など、いろいろあります。それから、漆紙といって、鎌倉彫のような風合いの面白い紙があるんです。こういった特殊な紙を使ったり、エンボス加工などひと手間加えることで肌触りがずっとよくなる技術など、箱や紙のトータルなご提案をしていきたいですね。

紙一枚でこれだけ世界観が広がることを知りませんでした。
どうもありがとうございました。

  • 一枚の紙から生まれる洗練された世界。それが貼函
  • 荒井紙器製作所さんは美麗で品のある貼函のよさを提案しています。

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贈答・ギフト品、高級品などに上質さと真心という付加価値を与える「貼函」をご提案しています。

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