荒井合金工業有限会社

3代続く砂型鋳造。アルミ鋳物の技を追及しています|荒井合金工業

荒井合金工業有限会社

〒230-0034 横浜市鶴見区寛政町22-8
代表電話番号: 045-521-5798

砂型鋳造による一般アルミ合金の機械部品製造、自動車やオートバイのオリジナルパーツの鋳造

荒井合金工業は横浜市鶴見区にある三代続く鋳造会社です。埼玉県川口の鋳造技術の流れをくみながら一般アルミ合金による機械部品の砂型鋳造をおこなっています。試作・小ロットのご相談も承ります。是非ご相談下さい。

三代続く砂型鋳造。アルミ鋳物の技を追及しています

  • 荒井合金工業
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当社は複雑なデザインが求められる機械部品をアルミ砂型鋳造により製作しています。砂型で鋳造しますので高いデザイン性や細かいディテールを製品に反映できます。

鋳造の街・川口の伝統技術を初代、二代目からしっかりと受け継ぎ、現在は三代目の緻密な技に次世代のものづくりの担い手となる四代目の新たな技が加わり、お互いに良きライバルとして切磋琢磨しながらものづくりに取り組んでおります。

最近は自動車やバイクのオリジナルパーツを販売しているお客様からの依頼で、エンジンカバーなどこだわりのある多様な製品の製造実績があります。

当社では大ロットのご注文だけでなく小ロットの生産にも対応しています。アルミでオリジナルなものづくりをお考えの方は砂型鋳造による製造をお勧めします。どうぞお気軽にご相談下さい。

はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー


お疲れ様でした。アルミを砂型に流し込む作業にはとても緊迫した空気を感じました。

気さくに応じて頂いた荒井社長

気さくに応じて頂いた荒井社長です。

そうですか! 夏はサウナのようになりますからね、大変ですよ(笑)。アルミは670~750℃くらいに溶かしますからね。特に精密で薄い製品の場合は高温でないとアルミが走らないから。

「アルミが走る」というのですか(笑)。一緒に仕事をされている息子さんとの役割分担はどのようになっているのですか?

私が一階で砂を使って型を作る「造型」、炉でアルミの溶解をおこない、準備ができたら二階でバリ取りなど仕上げ作業をしている息子に声をかけて一緒にアルミを流し込む「注湯」をおこないます。注湯後の「型ばらし」と出来上がった鋳物製品の整理、砂の養生を終えて一服という感じですね。だいたい夕方4時頃が注湯する時間になっています。

荒井合金工業さんの匠の技 ~息の合った連係プレー~

  • アルミの溶解作業

    アルミの溶解作業

  • 注湯後、すぐに型ばらし

    注湯後、すぐに型ばらし

  • 砂は鋳造に適したオリジナルブレンド

    砂は鋳造に適したオリジナルブレンド

砂型鋳物を始められた経緯を教えていただけますか?

私の祖父は鋳造が盛んな埼玉県川口の出身でした。独立して鶴見区平安町に工場を建てて営業していましたが、周りに住宅が増えてきたこともあり1980年代に現在の寛政町に工場を移し現在に至っています。祖父の代からずっと鋳物を扱っていますので、私が三代目で息子が四代目になります。

アルミを専門にされているということですが、どのような製品を作られているのですか?

メインは機械部品ですね。例えば、船のメーターのカバーや車の部品などです。今日作っているのは大きな船のゴング、いわゆるベルです。他には空港の滑走路に設置されるライトの台座などさまざまです。
量は多くないですが、自動車やオートバイのオリジナル部品を扱うお客様からエンジンカバーなどの依頼もあります。鋳造なので単品のオリジナルには向きませんが、小ロットや試作であればご相談を承っています。

家業を継ぐことは最初から決められていたのですか?

いいえ。実は最初は継ぐつもりはありませんでした。そのため大手自動車メーカーに就職したのですが、その際も鋳造部門ではないところがやりたくて足回りの組み立て部署を希望しました。その仕事は自分にも合っていましたし、とても楽しく仕事をしていました。でも、20代半ばに父から家業を手伝えと言われて戻ってきました。

鋳造の仕事をされるようになって何年ぐらいで一人前になれたと思われましたか?

5~6年程度ですかね。ある時、私のお客様の仕事を父が担当したことがあったんです。納品の際にお客様から「仕上がりがいつもより雑」と言われたんです。その時に「父よりもきれいに作れるようになったんだ」とうれしく感じました。でも、父からは「お前はきれいに仕上げすぎる。お客様からの要求はどんどん高くなるものだからほどほどにやれ」と言われてしまいました。

「きれいに作りすぎる」とはどういう意味だったのでしょうか?

仕上げを任される4代目

仕上げを任される四代目

当時は純粋に「お客様の要望に応えたい」「良いものを作りたい」と思って一生懸命きれいに作ることを追及していました。なので父の言うことがよく分かりませんでした。しかし、会社を経営する立場になり、それが良いものを作ることと経営のバランスについてのアドバイスだったのだと分かるようになりました。
今、息子と仕事をするようになりましたが、まったく同じように感じることがありますよ(笑)

お二人の息の合った注湯作業を見学できてとても感動しました。
ありがとうございました。

  • クラフトマンシップの継承によりお客様の想像を超える
  • 親子でありライバル。切磋琢磨を通した強い信頼関係を感じました。

荒井合金工業

アルミ合金の砂型鋳造法による機械部品製作をおこなっています。部品製作についてお気軽にご相談下さい。

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