はまリンク取材班が社長に突撃インタビュー

アド・マルコーさんは鶴見で創業されたのですか？

最初は1972年に川崎で創業しました。その後、鶴見に移り現在に至っています。一般社団法人 神奈川県広告美術協会に加盟しており、主に神奈川県内と東京都を中心に仕事をお引き受けしています。以前は手書きの看板製作が多かったのですが、今はアクリル板などを切って加工したり、写真やイラストを印刷したシートを貼るラッピングやマーキングフィルムなどを使った製作が増えています。

保有資格の中に「屋外広告士」という記載がありますが、どういう資格ですか？

屋外の広告板、広告塔、ネオンなどの製作と施工に関する専門的な知識と技術があることを証明する、建設大臣認定の公的資格です。雨風への耐久性など建築的な計算知識も求められる資格です。

店舗の看板などは開店時に取り付けたら長く取り替えることがないと思いますが、比較的短い期間限定の広告の仕事などもあるのでしょうか？

お店の看板ですと、1回取り付けたら長く使うものですので単発で短い期間の仕事の連続になりますが、修理やアフターサービスなどもおこなっています。また、タバコ屋さんのシャッターや自動販売機などのラッピングと呼ばれる広告は、年に何回か取り替えられるものなので定期的に新しい依頼をいただいています。

なるほど。最近は写真や絵を印刷したインクジェットシートを貼るラッピングの広告をよく目にしますね。あれを真っ直ぐに空気が入らず貼るのは難しいのではないですか？

インクジェットシートを真っ直ぐによれずに気泡もなく綺麗に貼るにはコツが要ります。また、シャッターのラッピングは実は横長に切ったシートを一枚ずつ貼っていっているんです。写真も凹凸に合わせてあるので実際のシートには少し縦長に印刷されているんですよ。シャッターが汚れていたり傷がついていたりすると剥がれやすくなってしまうので貼る前に清掃やメンテナンスをするなど事前の準備も重要です。

屋外に貼るインクジェットシートは雨風への耐久性が必要になってきますね。

インクジェットシートにもいろいろな種類があります。例えば、店舗内の価格表などは雨風の心配はありませんが、屋外のシャッターなどには雨風の他に太陽光による変色にも強いものが必要になってきます。また、年に何回か貼り替えられる広告用サインと、店舗の名前や営業時間が書いてあるような数年間使用するサインとでは求められる耐久性が変わってきます。もちろんインクジェットシートだけでなくインクやプリンタの性能にもいろいろな種類や特徴があります。このような特徴をつかんだ上で企画・製作するには経験と技術が重要です。

シャッター用に店舗の名前や営業時間をインクジェットシートで製作いただくと何年ぐらいもちますか？

通常、インクジェットシートは3年くらいの耐久性があるといわれています。貼る場所が綺麗に清掃されていて傷などが無い状態で貼ればもう少し長く使用いただくことができると思います。耐久性という意味では、店名や電話番号でしたら書き文字の方がお勧めです。

アド・マルコーさんはデザインもされていますか？

もちろんです。デザインのご相談もお引き受けすることができます。協力している外部のデザイナーもいますのでご希望にあったご提案をすることができます。看板やサインといってもいろいろな方法があります。特殊な素材や加工に関しても全般的にお引き受けしてコーディネートすることができますのでお気軽にご相談ください。

本日はありがとうございました。

• 幅広いサイン・看板の製作・施工実績有り
• アド・マルコーさんは若手がガンバル親切丁寧な看板屋さんでした。